25メートル泳げたのは友達のお陰

娘が習い事のため家に帰ると誰もいない。いつもは妻と娘が「おかえりー」と言って出迎えてくれるのにこの日ばかりは少し寂しい。着替えを済ませリビングに戻るとプールバッグの上に水泳帽が広げて置かれている。妻の性格では絶対にありえない、全てきっちりしまっておかないと気が済まない人間だし娘が片付けないと言って聞かせるはず。しまっておけばいい物をわざわざ外に出して広げているということは意味がある。

見ると帽子にラインが増えている。黄色が一つで15メートル、二つで20メートル、三つで25メートル泳げたという合格証みたいなものであるが、朝は二つだったはずなのに三つに増えていた。

「お!泳げるようになったのか。プールなんて習ってないのに凄いな。」

と感心しているとタイミングよく二人が帰ってきたので玄関まで迎えに行くとニヤニヤしている。

「見た?」

やはりそうだった。見せつけるために帽子を広げて置いていたらしい。ある一つの区切りまで達成したことが嬉しかったし自慢したかったんだろうと思う。妻も水泳教室に通っていないから25メートル泳げるようになるなんて思っておらず驚いたと。

娘曰く、25メートル検定の時には隣のレーンで別のクラスの友達(一年生の頃からの親友)と泳いだらしく、二人とも泳ぎ切ることが出来てその場で喜び、お互いの水泳帽にラインを付け合ったそうな。陰キャの拙者には縁の無い行動だなと・・・。

20メートル泳げるようになったのが今年の7月初め、去年までは一緒にプールに行っても10メートルを超えるのが精々だった娘に何が起きたのか。それは友達との関係にあるのではないかと思う。

クラスの子で友達と呼べる子が二人いて二人とも水泳教室に通っている。(うち一人はスプラのプライベートマッチで遊んでいる子)25メートル泳げるなんて言うのは当たり前、バタフライまで出来るというレベルの子達に泳ぎ方を教わったらしい。手の回し方や息継ぎなど見てもらいながら練習に付き合ってもらったことで上達したと本人も認めている。丁寧だし教え方も上手かったから楽しかったと。

その二人とは勉強でも教え合う仲。三年生ではそれほどでもなかったのに、四年生になってから二人と算数も同じクラスになることが多く、漢字のテストでも「90点以上とれたね~。」といった感じらしい。頑張っている友達がいるから自分も頑張る、リーナが頑張っているから友達も頑張るという相乗効果でいいスパイラルに突入している娘。

拙者には気の置けない友達はゼロ、仙台に尊敬できる先輩が一人だけ。お互いの良いところを認めて教え合ったり高め合ったりできる関係の友達がいる娘を見ていると、「若い頃にいい友達と巡り会っていたら拙者の人生も少し変わったのかな?」とくだらないことを考えてしまった。

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