NIPTの結果

「どうなっても受け入れられるから大丈夫。」と言っていた妻、朝起きたのが4時。受け入れることは出来るしダメなら先のステップに進むのは間違いないだろうけど、結果を聞くまで心配だったようです。心配じゃない人間なんていないと思います。拙者は病院に着くまではいつもと変わらなかったのですが、診察室の前で待っているときの緊張感が嫌でした。そして娘。一人置いていくこともできないですし、重大なことなので連れて行き、” 赤ちゃんに重い病気が無いか調べてもらったから、その結果を聞きに行く。”とだけ伝えておきました。

診察室に呼ばれ中に入ると遺伝学の先生(女性)とカウンセラーの方(女性)が笑顔。サイコパスでもない限り、これから悪いことを伝えるのにこの笑顔はあり得ないと思い、その時点で安心してしまいました。

先生「陰性でした、良かったですね。」

妻は泣く、拙者は笑顔、娘はそれを見て察する。それぞれがそれぞれの表情を見せていましたけど家族全員が「良かった。」と思っていたはずです。

先生「全ての染色体が基準値と一致していますので問題ありませんし、胎児由来のゲノム率も14%と高いので良い結果だと思います。このゲノム率が低いと検査の信頼性が薄れてしまうのですが、これだけあれば大丈夫でしょう。」

とのお言葉をいただきひとまず安心。

先生「ただし、染色体異常による障害の可能性は25%程度、トリソミーではないということが明らかになっただけですから、今後エコー等の検診をしっかりと受けてください。また、心配事があればカルテもあるんですからいつでも来てくださいね。」

と親切だし気さくに話してくれる先生。話しやすい雰囲気だったので前日に行った地元の産科での血液検査の結果も診てもらいました。甲状腺ホルモンの値がおかしく再検査になった旨を伝えると

先生「ちょっと産婦人科の先生呼びますね。」

そして来た先生が産婦人科部長・・・。部長を呼びつけてその部長が敬語で話す先生って何者なんだろうと少し疑問になる。もしかして目の前にいる笑顔の女医さんって、拙者たち凡人が気軽に話していい方ではないのだろうかと別の不安が。血液検査の結果については再検査もしているし甲状腺ホルモンの量が少し多い程度だから大丈夫だろうと。ホルモン量が少ないと発達障害の可能性もあるけどそれほど問題ないらしい。こっちも一安心。

診察が終わり車の中で「名前考え始めてもいいかな。」妻がつぶやく。妊娠してすぐに大量出血、流産かと思ったらなんとか持ちこたえていた。しかし年齢的な不安や血液検査の結果が芳しくない。染色体異常による障害は全体の25%程度だということを考えるとまだまだ喜べる状況ではないけど、ここからは祈るしかない。加齢によって障害の確立が上がるものを排除できたのだからここからは気楽な気持ちでいて欲しいなと。できる事はやったんですし。拙者はお気楽なもので名前考えていましたけどね・・・。

これで我が家の出生前診断は終了。NIPTを受けて妻も拙者も良かったと思っています。でも、目の前で悩まれている方がいたとしたら勧めるかと言われたらどうでしょう?「ダメなら堕胎しちゃえよ。」と言っているようなものですから難しいところです。ネットで顔が見えないから言えることもあります。悩むぐらいなら、そして金があるなら受けた方がいいですね。


家に帰るとすぐさま調べる。病院のHPを見ると経歴が載っていましたが・・・東京大学医学部医学学科卒業、医学博士取得、デューク大学研究員、(中略)現在は遺伝カウンセリング外来担当医と臨床遺伝科医長を兼任。凡人には訳の分からない経歴。女性の社会進出が進んでいない当時に医者という道に進み努力を重ねてこられた方なんだなということに敬服の念しかありません。それでいて優しい口調、分かり易い説明、偉ぶった態度を一切見せない人間性。こんなパーフェクトな人が世の中に存在するのかというほど。そういえば娘の鼠径ヘルニアを手術してくれた先生も東大出身の小児外科部長でしたっけ。この方も似たような性格の方でした。頭も良くて性格も良いってね、きっと人間じゃないな。同じ人間だとしたら拙者がみじめだわ・・・。

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